宝石の処分はどうすべき？処分方法と査定依頼する際のポイント

宝石の処分方法について「どのような方法があるのだろう」とお悩みの方もいるかもしれません。宝石の処分方法は複数ありますが、処分したい理由によって適切な方法は変わります。
そこで今回は、宝石の処分方法の他、買取店で売却する際のポイントなどについて解説します。
宝石の処分方法でお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。

まずは宝石を処分したい理由を考えよう

宝石を手放したい理由によって処分方法は変わってきます。そこでまずは、なぜ手放したいのか、その理由について自分で考えてみましょう。

例えば、「デザインが気に入らないから」「サイズが合わなくなったから」というのであれば、リフォームするという方法があります。何かしらの理由で「もう手元に置いておきたくない」というのであれば、処分したり人に譲ったりするのが良いでしょう。

「お金が必要になったから」というのであれば、できるだけ高く買い取ってくれる買取業者を探すのが賢明です。

宝石の処分方法

いらなくなった宝石の処分方法は、捨てる・リフォームする・子供に譲る・フリマアプリやネットオークションに出す・買取業者に売却するなどが一般的です。

リフォームする

リフォームとは、「形を変える」という意味です。宝石を取り外しデザイン（枠）を変更することで、新たなジュエリーを作ります。
宝石自体は価値があるのに、「デザインに飽きた」「サイズが変わってつけられなくなった」「デザインが古くてつけられない」といった場合には、リフォームするのがおすすめです。

リフォームの方法は依頼するお店や業者によってさまざまで、既成のデザインから選ぶところもあれば、1から好きなようにオーダーメイドでデザインできるところもあります。指輪だったものをペンダントに変えたり、複数の宝石を組み合わせて新しいジュエリーを作ったりすることも可能です。大事にしていた宝石であれば、宝石を蘇らせて今の気分に合うものに作り替えるリフォームをしてみると良いでしょう。

子どもに受け継ぐ

ご自身がつけなくなった宝石を、子どもに譲渡するのも良い方法です。日本ではあまりないかもしれませんが、海外には宝石を家族代々受け継いでいく習慣が昔から存在します。子どもが成人したとき・結婚したときなど、何かの節目の際に贈ることが多く、祖母から母へ、そして娘へと、ひとつの宝石を家族の宝として大切に守っていくのです。価値の高い宝石や思い出の宝石がある方は、ぜひ検討してみてください。

フリマアプリやネットオークションに出す

フリマアプリやネットオークションで売るというのも、ひとつの手です。フリマアプリやオークションで物を売ることに慣れている方は出品してみても良いかと思います。ただし、フリマアプリやネットオークションは万一クレームがついたときに対処しなければならなかったり、買手との間に思わぬトラブルが起きたりすることもあります。特に高額な宝石の売買となると、そういったトラブルが起きやすくなりますので注意が必要です。
また、ご自身で宝石の正しい価値がわかっていないと、適正な売買価格をつけづらかったり、安値で売ってしまったりということもあります。

買取専門店に出す

買取専門店に売却するのは、宝石の処分方法として最もおすすめです。価値のある宝石・高額な宝石であればなおさら、買取専門店に依頼して売却しましょう。「早く現金化したい」という方にも向いています。
ただし、買取専門店と一口にいってもさまざまな業者があります。宝石に関する知識や鑑定技術をしっかり持っている業者もあれば、そうでない業者も。後者の場合、正しい価値で査定されず、高価な宝石に安値がつけられてしまう恐れもあります。買取専門店に出す場合は、専門家のいる専門店を探すようにしましょう。

ゴミとして処分する

「その宝石に良い思い出がない」「さっさと手放してしまいたい」などの場合は、捨てるという選択をする方が多いかと思います。少々もったいないですが、捨てるという行為が未来に向かうためのセレモニーとなることもあります。捨てる方法としては、ゴミに出すか不用品回収業者に依頼するかの二択になるでしょう。

買取専門店に依頼する際のポイント

前述したように、宝石の買取をしている業者にもさまざまな業者がいます。業者選びは慎重に行いたいところです。買取業者を探す場合は、以下のポイントに気をつけましょう。

宝石の買取を強化している業者がおすすめ

宝石を売るなら、宝石買取を強化している業者を選ぶようにしましょう。ホームページで過去にどのような宝石を扱っているのかなどの買取実績をチェック。このとき一社だけに絞らず、複数の業者を比べて問い合わせをしてみるのもポイントです。

宝石専門の鑑定士が所属している業者がおすすめ

宝石の鑑定にはさまざまな知識と技術が必要です。査定の際は、宝石の大きさや見た目の美しさはもちろん、傷や劣化の具合・アクセサリーの場合は宝石以外の部分の価値・デザインなども考慮します。正しい価値をつけてもらえるように、専門の鑑定士が在籍している業者を選ぶようにしましょう。

宝石の買取でよくある質問

最後に、宝石を売却をする際に多くの方が疑問に思われる点について解説します。

Q鑑定書がないと売れない？

宝石を売る際に鑑定書の有無を気にする方は多くいます。鑑定書はその宝石の価値を証明するものです。ですから、鑑定書があった方が鑑定の精度は上がりやすくなり、また査定額も高くなる可能性があります。

とはいえ、鑑定書がないと売れないかというと、決してそんなことはありません。鑑定書がなくても、専門の鑑定士がいる買取専門店であれば査定が可能です。鑑定書がない方も売却を希望するのであれば一度査定依頼をしてみてください。

Q古いデザインの宝石でも売れますか？

宝石にも「流行り」というものは確かにありますが、いまどきのデザインでなくても査定には差し支えはありません。宝石そのものの状態を見て、総合的に判断し、査定額を計算します。
昔に購入した宝石、またデザインが古かったとしても、安心して買取店に査定依頼をしてみてください。

Q汚れが目立つ宝石でも売れますか？

宝石の多くは硬度が非常に高く、簡単には傷はつきません。表面上汚れが目立っていても、手入れをしたり研磨したりすれば、宝石本来の輝きが復活します。宝石自体に汚れが付着していたとしても査定額に大きく影響することは無いので、一度買取店で鑑定士に確認してもらいましょう。

まとめ

宝石を手放したい理由は人それぞれ。「とにかく早く処分してしまいたい」、「もう自分は身につけないから人に譲りたい」、「売ってお金にしたい」など、さまざまな理由があります。
今回ご紹介したように、宝石の処分方法はさまざまありますので、ご自身にあった方法を見つけてみてください。

また、宝石は古さや汚れの有無に関係なく価値が持続するため、買取できる可能性が高い商品です。処分を検討している方は、ぜひ買取店で一度査定してもらってください。買取店を選ぶ際には、正確に価値を判断してもらうためにも、専門の鑑定士がいる買取店を選びましょう。