風の画家・中島潔
中島潔について
ようやく冬らしい寒さになって参りましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。
12月に入り博多駅前も本格的に冬景色に様変わりいたしました。
駅ビルもクリスマスソングばかり流して、年末ムードも高まってきています。
博多駅の周りは煌びやかですが、一歩街に出るとやはりそこはオフィス街。
街路樹の落ち葉と、足早に歩く人たちを見ていると、心なしかモノトーンで荒涼とした雰囲気を感じさせられます。
私事ですが、冬は大好きな季節ではあるのですが、どこか物寂しげに感じてもしまいます、、、
そんな時よく思い浮かべるのが「風の画家」とも呼ばれる中島潔の作品です。
「風の画家」という異名は歌手のさだまさしさんが名づけたというエピソードは有名です。
CDジャケットでも使用されるなど、中島潔の才能をいち早く見抜いていたそうです。
その名の通り風を感じるような躍動感ある作風に、郷愁のある可愛らしい子供の絵を多く残しています。
落ち葉が舞う様を描いた作品も多く残していますが、ふんわりと温かい風に包まれたような微笑ましさと、懐古的な切なさを感じさせてくれます。
NHKの「みんなのうた」で使用され広くその名を知られることになりました。
作品を見れば、誰しも一度は目に触れたことがあるかと思います。
中島潔は佐賀県で幼少期を過ごされたそうなので、九州での知名度は特にあるのかもしれません。
福岡県の田舎生まれの私にとっては、原風景を見ているようで童心に還らされる感覚を覚えます。
肩の力がスーッと抜けるような作品に、明日への活力を貰って寒い冬を乗り越えようと思います!
さいごに
中島潔の作品は、原画はもちろんリトグラフも人気があります。
是非とも私達の手で次の世代に引き継いでいきたいと思います。
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