水晶を買取いたしました
水晶(クォーツ)について
天然石、といえばまず頭に浮かんでくるのはどんな種類の石でしょうか?
ローズクォーツ、アメジスト、ターコイズ・・・いろんな種類の色取りどりの石がありますよね。
中でも水晶はポピュラーな石の一つとして多くの方に知られているのではないでしょうか。
昔から現代まで幅広く人々に愛用されてきた水晶は、浄化作用など万能なパワーストーンとしても有名です。タイガーアイやオニキスなどは男性でも身に付けられるパワーストーンとして人気ですね。お守りや数珠などで使用されている方も多くいらっしゃると思います。
今回はそんな水晶についてのお話になります。
水晶の種類
八光堂でお買取させていただく水晶も様々な種類があります。彫刻品の素材となっている物もありますが、中でも特にいかにも水晶!といった「水晶玉」もお買取品となる事がございます。
水晶玉といえば、占いの道具で使われるようなイメージがありますが、まさにあの様な真ん丸に磨かれたもので、中にクラック(内包物、不純物)の無い無色透明なものほど質が良いとされています。
また、水晶は一度溶かしてから人工的に作る事も出来ますが、人工水晶の様に手を加えずに天然のままの本水晶で質も良く、更に10cmを越える様な大きな物となるとより希少価値の高いものとなってきます。
ガラス?水晶?見分け方
そんな天然の水晶玉ですが、ガラス玉か本物かをどのように見分けるかはご存知でしょうか?
一見どちらも無色透明ですし、非常によく似ています。成分も実は同じで、どちらとも“二酸化ケイ素”で出来ています。ですが、実はそれぞれの結晶の構造が異なっています。
誰でも出来る手軽な見分け方としては、白い用紙にペンで細い線を描き、その上にそれぞれの玉越しに線を除いてみると違いが出てくるのです。ペンがない場合は、白めの台の上に髪の毛をピンと貼り留めて、水晶とガラスを覗き見る方法でもOKです。
水晶の場合は、よく見ると2本の線に見える角度があり、ガラスや人工水晶の場合は1本にしか見えません。これは結晶の構造がそれぞれ異なり、天然水晶の場合は複雑な光の屈折をする様になっているからです。
また、それぞれに触れた時の体感温度も異なり、水晶の方がガラスに比べてヒンヤリとした感触です。理由としては、水晶が熱をすぐに逃がしやすい構造になっているからだそうです。
もしくは、ガラスの製造過程時に玉の内部に気泡が残る場合もあるので、気泡の有無で確認出来る事もあります。
お手持ちの水晶が天然のものか人工のものか分からない場合は、是非お試し下さい!
水晶の加工品
水晶は、水晶玉以外にも様々なものに加工されたものがあります。
古くはエジプト文明など王家の宝飾として使用されたり、秘薬として砕いた物を服用したり(今日では大変キケンな事ですが・・・)、いずれも古来より世界各国で希少・神秘的な物として扱われてきました。
日本では、古い仏像をよく観察すると水晶の目が嵌め込まれている事があります。これは「玉眼(ぎょくがん)」という物で、鎌倉時代以降から使用されるようになった技法です。
ガラスでは無く水晶を嵌め込むので、特に大きな仏像ほど大きな曇りなき水晶を加工使用する為、手間暇も尚一層掛かったもの、という制作事情がうかがえます。
透き通った美しいものには、人々は今も昔も興味をそそられるようです。
さいごに
このように、水晶は古くからその神秘的な存在で人々を魅了し続けてきました。
水晶玉をはじめ、水晶で出来た置物や立像などの水晶加工品のご売却をお考えの場合は、ぜひ八光堂へお気軽にご相談下さいませ。