古今東西愛されるモチーフ・鳥
鳥文(鳥文様)について
私事ではありますが、空いた時間を見つけて映画鑑賞をすることが楽しみのひとつでもあります。
中でも私のお気に入りの映画館がKBCシネマです。
福岡市営地下鉄の天神駅より10分ほどのところにある、趣のある映画館です。
100席ほどの小さな映画館ではありますが、私のツボを付く映画が多く、上映スケジュールをいつもチェックしてしまいます。
「オアシス:スーパートニック」、「デビッド・ボウイ・イズ」・・・と話題作をフルスクリーンの大迫力で観れる喜び・・・小規模ながら家で鑑賞するのとスクリーンで鑑賞するのは迫力がまったく違います!(当たり前ですが)
私好みの映画を、いつも良作を公開してくださるKBCシネマさん!ありがとうございます!
次は、公開待機している「ギミー・デンジャー」を楽しみにしています!
また、博多駅近くのキャナルシティ13も私のお気に入りの映画館のひとつでもあります。
ここは九州で唯一IMAXシアターが常設されている貴重な映画館です。
福岡にお越しの際は足を運んでみては如何でしょうか。
話が逸れましたが、今回のテーマは今年の干支でもある「鳥文(鳥文様)」に関してお話しさせていただきます。
縁起物としての鳥
「鳥」と言えば古くから作品のモチーフとして多用されてきました。
掛軸などでも鳥の種類によって意味合いを持たせているとされています。さらに細かく分析すると、鳥の位置や動きによっても意味合いを持たせていることもあるようです。
例えば、雀を描いていると「商売繁盛」、鶴は「長寿の象徴」や「仲良きことの象徴」など、おめでたい意味が込められています。孔雀は鳳凰とも呼ばれ「吉兆の鳥」として古くから愛されてきました。
また伊藤若冲の作品で有名な鶏も「明けの鳥」として縁起が担がれています。
その他にも梟・うぐいす・白冠鳥(ハッカンチョウ)・鳩・鷹・鷲・・・などなど。挙げだしたらキリがないほど、鳥は縁起物として有名です。
世界中で愛されるモチーフ
日本のみならず、マイセンなど西洋の美術品でも多く使用されていたりします。
ちょうどこのブログのTOPにあるお皿がそのマイセンです。平面に描かれているだけでなく立体的に描かれた作品で、鳥が今にもお皿から飛び出してしまいそうです。
また、ピカソの梟を模した陶器なんかも有名です。
さいごに
日本では年男・年女など干支を大切にする風習があり、その年の動物は非常に人気が出ます。
それは古美術業界でも例外ではありません。
気になった方は今年の干支である「鳥」をモチーフにした作品を縁起物として手に取ってみては如何でしょうか。
もしくは次の人にお譲りを考えているようでしたら、需要が高まっている今お譲りください。
是非とも私達の手で、次の方に引き継いでいきたいと思います。
今回のテーマである鳥のように、これからも皆様からご用命いただけましたら九州各県、全国各地を飛び回ります。
ご売却をお考えの際は古美術八光堂をご利用ください!