そもそも珊瑚って何?
骨董界隈における珊瑚とは・・・
みなさん、宝石はお好きですか?
私は美術品や骨董品はもちろん大好きですが、宝石も好きだったりします。
宝石と言えば、多くの方が真っ先に思い浮かべるのはダイヤでしょうか?
その次にルビー、サファイア、エメラルド・・・などが挙がるかもしれません。
しかし、今回お話させていただく“珊瑚”も立派に宝石のひとつとして数えられます。
珊瑚とは?
みなさんは、そもそも珊瑚と聞いて何をイメージしますか?
南の方の海を思い浮かべる方もいれば、テレビなどでよく流れるサンゴ礁の映像をイメージする方もいらっしゃるでしょう。
ジュエリーとして加工された状態のものを思い浮かべる方は少数派かもしれません。
珊瑚とは、みなさんもご想像された通り、海に生息する生き物です。
植物のような感じですが、立派な動物なのです。
なので、加工される前は、ちゃんと海の生き物の匂いなんかもします。
多種多様な珊瑚がいますが、我々がお買取りさせていただくものは、宝石サンゴと言われるものです。
宝石サンゴ
元々「珊瑚」と呼ばれていたものは、宝石として使われるものでした。
広葉樹のような形をして、海の深い所にいます。
単純に大きさは、大きければ大きいほど価値が高まります。
また、幹の部分が太いことが重要なります。なぜかというと、ジュエリーにしたときに、より大きなものが多く取れるからというわかりやすい理由です。
色についても様々なものがありますが、よく出回っているものだと、赤珊瑚(アカサンゴ)、桃色珊瑚(モモイロサンゴ)、白珊瑚(シロサンゴ)・・・などでしょうか。
中でも最も価値が高いとされているのが、赤珊瑚です。
色はとにかく赤が濃い物が良く、良質なものは血赤珊瑚(ちあかサンゴ)と呼ばれます。文字通り、「血のように濃い赤」です。
珊瑚は主にアジア圏で人気がありますが、欧米などでもオックスブラッド(Oxblood=雄牛の血)などと言われ珍重されています。
さいごに
良質な珊瑚が珍重される反面、そのせいで乱獲も大きな問題となっており、近年は良質なアカサンゴは非常に少なくなっています。
絶滅の恐れもあり保護活動も盛んになっていますが、なんとか持ち直してほしいですね。
みなさんもそんな貴重な珊瑚のお品をお持ちでしたら、是非私に拝見させてください。
ご連絡お待ちしております。