【名古屋店:酒買取】貴州茅台酒
茅台酒とは
茅台酒(マオタイしゅ、Moutai)はコーリャンや小麦を原料とした蒸留酒で、1915年のサンフランシスコ万国博覧会でその芳香から金賞を受賞し、中国では国主とされているお酒です。
茅台酒は世界的にも有名で、スコットランドのウイスキー、フランス・コニャックのブランデーとともに世界三大蒸留酒のひとつとされています。
茅台酒ができあがる条件
茅台酒は中国貴州省仁懐県茅台鎮の地で生産されます。
茅台鎮は貴州高原の最も低い海抜450メートル盆地にあり、夏季は35~39℃の高温期が5ヶ月も続き、1年のほとんどが蒸し暑く多湿で特殊な土地です。
また茅台鎮は赤水川という川の上流に位置しており、水質がよく、硬度の低い軟水でミネラルが豊富に含まれており、まったく汚染されていない水資源があります。
そして、峡谷地帯の弱酸性の赤紫色の土壌は、冬は暖かく、夏は暑く、雨風が少なく高温多湿な特殊な気候を作り出しています。この気候と水質と土壌の条件は酒の発酵や熟成に非常に有利であり、茅台酒の芳香の成分である微生物の発生や増減に決定的な役割を果たしています。この条件がそろわなければ、茅台酒の芳香成分はまったく発生せず、お酒の味わいもまったく違ったものになってしまいます。
茅台酒は元来、その土地で生産された甕に入れられていましたが、清の咸豊帝の時代に陶器製酒瓶に入れられるようになりました。
その後1915年以降は円柱型の黄色の陶器製の酒瓶に入れられるようになり、1949年の中華人民共和国建国以降から現在では乳白色の陶器製の瓶に入れられるようになりました。
海外への輸出向けは2人の天女が描かれているラベルのものが多いですが、ひまわりを描いたラベルの文化大革命期の貴重な品物もあります。
さいごに