骨董品の処分方法を解説！価値が判断できない骨董品は査定がおすすめ

引っ越しや倉庫の整理、遺品整理などで思いがけず出てくることがある骨董品。保管しておく場所もなく価値もわからない骨董品をどのように処分すればいいのか悩んでしまうケースは少なくありません。

しかし、急いで処分したいからといってむやみにゴミとして廃棄してしまうと、価値に気づかず損をしたり、あとから気づいて後悔したりすることも。

この記事では骨董品の種類とそれぞれの処分方法を詳しく解説していきます。損をしないためにも、処分方法を把握してご自身に合ったものを選択していきましょう。

骨董品とはどのようなもの？

骨董品とは、一般的に100年以上前の作品で歴史・美術両方の面から価値があるもの、現存数が少なく希少価値の高いもののことを指します。では、骨董品は具体的にどのような種類のものがあるのでしょうか。

骨董品の種類

骨董品の8つの処分方法

骨董品を処分する方法を8つご紹介します。それぞれメリット・デメリットがありますので、骨董品の種類やご自身の状況と相談しながら選択しましょう。

ゴミとして処分する

骨董品をゴミとして処分する場合、素材や大きさによってゴミの出し方が変わってきます。まずは素材を確認し、どのゴミに分類されるか判断しましょう。また、素材に関わらず一辺が50cm以上のものは粗大ゴミと分類されることが多いようです。粗大ゴミとして処分する場合は、大きさにより200円～2000円程度費用がかかります。お住まいの自治体へ事前に確認しましょう。

不用品回収業者に依頼する

不用品回収業者は骨董品をまとめて回収してくれます。分別不要なので一度にまとめて処分したいときに便利です。しかし、「無料」と案内しながらあとから高額な請求をするような悪徳業者も存在するので注意が必要です。

知り合いに譲渡する

骨董品が好きな知り合いがいれば譲渡するのも処分方法の1つ。ただし、非課税枠110万円を超える場合は骨董品も贈与税の対象となることを覚えておきましょう。

非営利団体や病院への寄贈

非営利団体や病院へ寄贈するのも1つの方法です。無名な作家でもポジティブな作品や雰囲気にあった作品であれば受け取ってくれる可能性が高いです。まずは事前に電話やインターネットで問い合わせをしましょう。

オークション会社を利用

美術品を専門に扱うオークション会社を利用して売却する方法です。世界的には「クリスティーズ」「サザビーズ」、日本国内であれば「毎日オークション」「シンワオークション」が有名です。予想外に高く売れる可能性も。オークション会社が仲介してくれるので安心して利用することができますが、売却手数料がかかります。

画廊に販売

画廊の中には買取を行っているところもあります。画廊の多くは取り扱う作家が決まっているので、該当する作家の作品をお持ちであれば相場以上の値がつくことも。

ネットオークション・フリマアプリを利用

インターネットオークションやフリマアプリを利用し、ご自身の手で売却する方法です。インターネットオークションでは「ヤフオク！」、フリマアプリであれば「メルカリ」「ラクマ」が有名です。出品の準備や梱包の手間が発生すること、やりとりの中で落札者とのトラブルが起きる可能性もあることを考慮して出品しましょう。

買取業者に依頼

骨董品を処分するのであれば、骨董品専門の買取業者に依頼するのが一番確実で安心な方法です。価値のわからないものでも豊富な経験と専門知識を持ったスタッフが査定し、適切な価格で買い取りをしてくれます。自宅まで出向いて出張買取を行っているところもあるので数が多い場合やサイズが大きいものでも安心です。無料査定を行っている業者であれば気軽に依頼することができます。金額を判断するためにまずは無料見積もりをお願いするのがおすすめです。

骨董品を捨てるリスク・デメリットは？

骨董品をすぐに処分したい場合、ゴミとして捨てるのが一番手軽だと思われるかもしれません。しかし、リスクとデメリットも含めて検討することが大切です。

捨てるのに負担がかかる

骨董品をゴミとして捨てる前にまず素材別に分別をしましょう。また、一般的に50cm以上のものは粗大ゴミ扱いとなり、費用がかかってしまいます。ご自身の手で小さく分割して捨てる方法もありますが、時間と手間がかかります。さらに破片などで怪我をしてしまう危険もあるので注意しましょう。ゴミの分別ルールや粗大ゴミの処分方法は自治体によって異なりますので、インターネットなどで自治体に事前確認する必要があるなど、ゴミとして捨てるためには負担が多くかかってしまいます。

高額な骨董品を誤って廃棄してしまう可能性がある

骨董品の中には価値が分からないものも多いと思います。一般の方が骨董品の価値を正確に判断するのは難しいため、捨てたあとに思わぬ品が高額だったことに気づくなど、貴重な骨董品を失い、損してしまう可能性があります。

骨董品を買取専門店に依頼するメリット

骨董品の処分方法の中でも買い取り専門店に依頼するのが一番おすすめです。ここでは、買取専門店に依頼するメリットを具体的にご紹介していきます。

所持している骨董品の価値がわかる

お持ちの骨董品の価値がわからないと処分方法が決められないと考える人も多いはず。買取専門店に依頼をすると、不明だった骨董品の価値がはっきりし、判断がしやすくなります。

査定だけであれば、料金がかからない

査定は無料とする買取業者が多いので、気軽に相談すると良いでしょう。大手の買取業者であれば相談・査定・出張費・手数料はすべて無料というところもあります。複数の買取業者に査定を依頼し、値段を比較することも可能です。

買取店舗であれば売却手数料がかからない

骨董品を売却する方法にネットオークションなどもありますが、手数料や送料、梱包の手間がかかってしまいます。しかし買取業者に依頼をすればそれらの手数料はかかりません。

茶道具・陶器・刀剣などは高値になる可能性が

骨董品の中でも安定して人気なのは茶道具・陶器です。日本の陶磁器や和食器は、詫びさびを感じられる日本独自の美しさで外国人からも好まれます。
また、時代ごとの流行は骨董品にも存在し、最近では刀剣に注目が集まっています。もともと外国人に人気でしがたが、歴史をテーマにした漫画やゲームがきっかけとなり女性の間で刀剣のブームが起きています。こうした理由から茶道具・陶器・刀剣などは高値になる可能性があります。

骨董品を処分する際の注意点

遺品整理をしていて骨董品が見つかった場合は注意が必要です。
売った骨董品に高い値段が付いた場合は、もめる原因となってしまうため、事前に遺産分割協議をしておきましょう。また、遺産相続人になった人は負の遺産も相続するため、故人に借金がないかも確認しておきたいポイントです。骨董品を売ってしまうと相続したとみなされ、借金があった場合でも相続放棄ができなくなってしまいます。

まとめ

不要となった骨董品の処分にお困りではないでしょうか。もしかしたらその中に思わぬ価値のある作品がまぎれこんでいるかもしれません。まずは買取業者に査定をしてもらってから処分方法を決めるのがおすすめです。
価値のある骨董品をなるべく高値で売るためには、しっかりと安心できる買取業者に査定してもらいたいもの。古美術八光堂には、知識と経験豊富なスタッフが一つ一つ丁寧に鑑定いたします。汚れや傷があったとしても高値で取引されているものもあります。骨董品の処分方法でお困りの場合は、ぜひお気軽に古美術八光堂へご相談ください。