骨董品ってどんなもの?種類、鑑定方法、おすすめ処分方法を徹底解説!
ご自宅の倉庫整理や遺品整理の際に、日本画や陶磁器などの古い作品が見つかった、ということはありませんか。一見価値がなさそうに見えても、実は貴重な骨董品かもしれません。種類や価値が分かれば、お手持ちの骨董品をどのように扱うか決められるのに……と考えている方もいるでしょう。そもそも骨董品とはどのようなものでしょうか。この記事では、骨董品の種類と価値を判断する方法を詳しくご紹介します。さらに処分する場合のおすすめ方法についても解説していきます。
骨董品とは?どんな種類がある?
よく耳にする「骨董品」という言葉ですが、具体的にはどのようなものなのでしょうか。
骨董品の概要
骨董品とは、古美術や古道具を指します。日本では具体的な年数は決まっていませんが、一般的に100年以上前の作品で、歴史・美術の両方の面から価値があるもの、希少価値が高いもののことを指しています。
骨董品に数えられるもの
日本画
浮世絵・美人画・水墨画など、日本の伝統的な画材を用いて描かれた作品です。
洋画
油絵・アクリル画・水彩画など、日本画以外の絵画のこと。
掛軸
書や日本画などを紙で仕立てたもの。多くは床の間などに掛けて鑑賞されます。
陶器
鉱物を形成し焼いた器。産地や製法によってさまざまな特徴があり、日本では備前焼・九谷焼・益子焼などが有名です。洋食器には日本のオールドノリタケ、ドイツのオールドマイセン、イギリスのウェッジウッドなども骨董品として扱われます。
銀・金製品
金や銀で作られた作品のこと。大判・小判・食器・香炉・杯・釜などがあります。
宝飾品
鉱石や貴金属で作られた装飾具のこと。時計やアンティークジュエリーなどがあります。
茶道具
お茶を点てるために使う道具で、茶碗、茶釜、茶入、棗、茶筅、茶巾、急須、水指などを指します。
刀剣武具
太刀・槍・脇差・兜・鎧・甲冑など。直接戦いで使わない模造品や軍旗・軍配団扇なども骨董品の一つ。近年では歴史・刀剣ブームにより注目を集めています。
象牙
象の牙からできた物質を利用したもの。彫刻や印章、アクセサリーなどに使用されています。
翡翠
深緑色で半透明な宝石の一つ。東洋や中南米で人気が高い宝石で、勾玉やアクセサリーなどに使われています。
彫刻
素材を彫り、立体的にモチーフを表現した作品。木を使った木彫、動物の牙を使った牙彫、銅や錫を使ったブロンズ彫刻などがあります。
鉄瓶
茶道具の一つ。やかんのような形をした鉄製の湯沸かし器具です。良質な鉄の素材と繊細な彫金細工や象嵌の装飾が、中国を中心に海外からも人気です。
硬貨
金貨や銀貨など、世界中の古銭を指します。
珊瑚
海に生息するサンゴ虫の骨格から作られた装飾品です。
仏具仏像彫刻や燭台・香炉・経台などの仏具をはじめ、曼荼羅・舎利塔・経巻・経筒などの仏教美術品もあります。
市場にはたくさんの贋作がある?
骨董品の世界には、偽物の骨董品である「贋作(がんさく)」が多く出回っています。骨董品の価値を素人が見極めることは難しく、鑑定してもらったら贋作だったということも……。なぜ贋作が多く流通しているのでしょうか。
日本では、贋作を製造・販売しているという証明ができない限り罪に問うことができないことが理由の1つです。骨董品の価値を見極めることは、熟練の鑑定士でさえも間違ってしまうことがあるくらい難しいもの。贋作を取り扱っていた販売業者が「本物だと思っていた」と主張する場合は罪に問えないのです。
本物と偽物を判別する鑑定方法は?
一般の方が骨董品の価値を正しく判断するのは難しいのですが、なるべく偽物をつかまされないために、まず確認するべき簡単なポイントをご紹介します。
作者のサイン・落款を確認する
本物と判断するために一番分かりやすいのは、作者の証明となるサイン・落款(らっかん)が作品に記されているかどうかです。また外箱にサインがあれば「作家物」と判断でき、高い価値の品物の可能性があります。ただし、本物に似せたサインを入れている偽物の場合もあるため、サインがあるからといって本物だと確定することはできません。
骨董品が作成されたのがいつなのかを確認する
骨董品かどうか判断する基準の一つは、100年以上前の古いものであること。明治時代以前に生産された作品は価値が高くなる可能性があります。箱や鑑定書などの付属品に制作年代が記載されているか確認しましょう。
骨董品に使われている素材が何かを確認する
骨董品に使われている素材が何なのか確認しましょう。宝石や金・銀・象牙・翡翠などが使用されている場合はそれ自体に価値があるため、芸術性や希少性も加味されて高値がつくことが多いです。
日本画は明らかに墨以外の匂いがするものやまったく匂いがしないものは、インクを使用していたり印刷されたりしている偽物の可能性が高いでしょう。
鑑定書の真偽を発行元に確認する
鑑定書が付いているからといって安心することはできません。鑑定書にも偽物が存在するのです。まずは鑑定書番号と内容を発行元に問い合わせて、鑑定書自体が本物かどうか確認しましょう。
高値で取引される骨董品の特徴と買取相場
高額で取引される骨董品はどんなもの?
希少な素材を使ったもの
宝石や金銀など、希少な素材で作られたものは高価になります。多く使われているものはもちろん、一部でも使用されていればそれだけで高い価値となります。
古ければ古いほど高額の可能性がある
古い年代に作られたものほど現代に残っている可能性が低くなるため、それだけ希少性が高くなり価値も上がります。
著名な作家による作品
有名な作家による作品であれば価値は高くなります。骨董品に付属している木箱などにサインがある場合があるため捨てないようにしましょう。
市場で人気のある作品
誰の作品か分からない、知らない作者の作品だとしても、骨董の世界では有名なことがあります。当然市場で人気のある作品は価値が高くなります。
骨董品の買取相場
骨董品を買取査定してもらった場合、具体的に相場はどれくらいなのでしょうか。骨董品にはさまざまな種類のものがあることや、日々相場が変わることから、ひとまとめに紹介するのは難しいです。八光堂の中では、北村静香の一魂打出南鐐銀瓶は150万円、山田常嘉の木製蒔絵は5万円で買い取りをした実績があります。なお、この金額は買取当時の金額です。日々の相場変動と作品の状態によって買取金額が変化することを覚えておきましょう。
骨董品の価値が分からない……8つの処分方法
骨董品の価値が分からず手放したいと考えている方に、処分方法を8つご紹介します。それぞれメリットとデメリットがありますので、ご自身の状況と骨董品の種類に応じて選択しましょう。
骨董品を処分する方法
不用品回収業者に依頼
不用品回収業者では、不要な骨董品をまとめて回収してくれます。分別をする必要もありません。しかし、「無料」といいながらあとから高額な請求をしてくる悪徳業者もあるので、信頼できる業者か確認してからお願いしましょう。
ゴミとして処分
骨董品をゴミとして処分する場合は、まず素材や大きさを確認した上でお住まいの自治体の分別ルールに従って処分しましょう。一辺が50cm以上のものは粗大ゴミと分類される自治体が多いようです。粗大ゴミの場合は費用がかかります。
オークション会社に依頼
美術品専門のオークション会社「クリスティーズ」「サザビーズ」「毎日オークション」「シンワオークション」を利用して売却する方法です。手数料がかかりますが、オークション会社が仲介してくれるので安心して利用することができます。
フリマアプリやネットオークションを利用
ご自身の手でフリマアプリやインターネットオークションを利用して売却する方法です。有名なのはインターネットオークションの「ヤフオク!」、フリマアプリの「メルカリ」「ラクマ」です。出品の準備や梱包の手間があること、落札者とのトラブルが発生する可能性があることを考慮しておくことが大切です。
画廊に売る
画廊の中には買取を行っているところも。お持ちの骨董品が画廊で取り扱っている作家の場合は、相場以上の値がつくこともあります。
友人に譲る
骨董品が好きな友人がいて、好みに合えば譲るのも方法の1つです。ただし、非課税枠110万円を超える作品の場合は骨董品も贈与税の対象となります。
非営利団体や病院に寄贈する
非営利団体や病院へ寄贈する方法です。無名な作家であっても雰囲気に合った作品であれば受け取ってくれる可能性があります。事前にインターネットや電話で問い合わせをしましょう。
専門の買取店に依頼する
骨董品専門の買取業者に依頼するのが一番おすすめの方法です。豊富な経験と専門知識を持ったスタッフが骨董品の価値を適切に判断し、買い取りをしてくれます。自宅まで出向く出張買取を行っているところや無料査定を行っている業者であれば気軽に依頼することができます。まずは無料見積もりから相談してみましょう。
骨董品を捨てる前に!知っておきたいデメリット
骨董品の処分はゴミとして捨てるのが一番手軽だと思っていませんか。でも、意外とデメリットも大きいのです。ゴミとして捨てる場合、骨董品の素材や分別ルール、粗大ゴミの処分方法を確認する必要があるなど、意外と負担が多くかかってしまいます。また、50cm以上の物は粗大ゴミ扱いとなるため費用もかかってしまいます。
さらに一般の方が骨董品の価値を正確に判断するのは難しいため、高額な品物を誤って捨ててしまう可能性も。金銭的にも文化的にも大きな損失となってしまう可能性があります。損失を防ぐためにも、買取専門店に依頼するのが一番おすすめの方法です。
買取店を選ぶ際のポイントは?
買取専門店に査定をお願いするのは初めてでどこにお願いすれば良いのか分からない、という方もいらっしゃるはず。買取専門店を選ぶときのポイントをご紹介します。
骨董品の買取実績が豊富
買取実績が豊富な業者の場合、高く売却できるルートを持っています。また、過去の利用者が多いほど安心できる業者だといえます。たくさんの骨董品を見ていることで審美眼も養われています。
骨董品に詳しい鑑定士がいる
骨董品の価値を見極めるのは難しいのですが、知識と経験豊富な専門スタッフがいれば相場に合った正しい価値を判断できます。ホームページなどで確認し、売りたい骨董品の専門鑑定士がいる業者を選びましょう。
フロントや電話での対応が丁寧
フロントや電話での対応が丁寧な会社は、きめ細かいサービスが行き届いているところが多いです。気持ちよく取引をするために重要なポイントです。
メディアにも露出があり元会社がしっかりしている
メディアに露出経験がある買取業者は、豊富な知識と経験を持っていることがマスコミからお墨付きであるといえます。また、元会社がしっかりしている会社は社会的にも安心してお願いすることが出来ます。
アフターフォローに関しての記述がHPにある
骨董品は価値が高いものですから、売却したあとに後悔することもあるかもしれません。クーリングオフが適用されるなど、アフターフォローがしっかりしている業者であれば依頼をしやすくなります。
絵画高額買取
▶専門家による査定を受けられる古美術八光堂は掛軸買取にも対応しています。
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▶専門家による査定を受けられる古美術八光堂は骨董品買取にも対応しています。
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▶専門家による査定を受けられる古美術八光堂は茶道具買取にも対応しています。
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▶専門家による査定を受けられる古美術八光堂は刀剣買取にも対応しています。
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まとめ
先祖が長い間大切に保管してきた骨董品でも、さまざまな事情で不要になってしまう場合があると思います。もしかしたらその中に思わぬ高額な品が眠っていることも。すぐに捨ててしまうのではなく、一度買取業者に査定をしてもらうのがおすすめです。古美術八光堂では、知識と経験豊富なスタッフが丁寧に鑑定いたします。汚れや傷があっても高値で取引されているものもあります。骨董品の処分方法でお困りの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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