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絵画
静止した刻など人気作品が多数。「人間とは何か」を問うた洋画家”鴨居玲”
深い闇を思い起こさせる色彩感覚と、魂を内側からえぐり出すような激しいタッチ。一度見たら忘れられないほどのインパクトを見る者に与えるのが、戦後に活躍した洋画家・鴨居玲の絵画です。 誰しもを魅了してしまうほどの美男子で明るく優しい性格をしていたという鴨居玲ですが、一方で、自己の深淵を厳しく見つめ続け、「命とは、人生とは」を自問自答し続けた人でもありました。...
鮮烈な色彩とめくるめくイメージ世界。アフレスコ画家・絹谷幸二のプロフィール・作品の魅力を解説。
日本の現代美術界において、現在進行形で活躍し続けている画家、絹谷幸二。イタリアの古典フレスコ画(壁に直接絵を描く技法のひとつ)に日本画の画材を取り入れ、独自の「アフレスコ画(※1)」を確立。 絹谷は日本美術界に新たな風を吹き込みました。鮮烈な色彩とエネルギーに満ちた作品は、見る者の心に強いインパクトを与えます。また、次世代の教育やパブリックアートの制作...
2020年12月22日
買取市場でも人気!ポップアートの旗手、アンディ・ウォーホル作品の魅力とは?
アンディ・ウォーホルは「マリリン・モンロー」「キャンベルスープ」などの作品で有名なアメリカの画家。ポップアートムーブメントの旗手として知られ、初期はレコードジャケットや広告など商業デザイン作品が多く、1960年代からシルクスクリーン(版画)作品で一躍有名になりました。 表現手法は絵画にとどまらず、写真・映画・音楽など幅広いジャンルで活躍。ジャン=ミシェ...
2020年12月22日
パリ画壇を席巻した日本人画家・藤田嗣治(レオナール・フジタ)の作品とは?日本画と西洋画が融合した技法の魅力
藤田嗣治(つぐはる)は第二次世界大戦以前にフランスで成功した日本人画家です。26歳のときパリへ渡り、「乳白色の肌」という藤田独自の画風で、一躍パリ画壇の寵児となりました。晩年にフランス国籍を取得し、キリスト教の洗礼を受け「レオナール・フジタ」と名乗るようになります。 おかっぱ頭にロイドメガネといったスタイルで知られ、パブロ・ピカソ、アンリ・ルソーなどさ...
2020年12月22日
【博多店:絵画買取】中山忠彦 油彩
八光堂博多店鑑定士の地蔵堂です。 本日お話するのは、奥様を長年描いてきた洋画家「中山忠彦」についてお話いたします。私どもは日常的に多くの美術品を拝見いたします。 その中でも数多く見られるのは人物を描いた作品です。 肖像画や、美人画、歴史画など、種類はたくさんありますが、多くの画家が実に様々な人物を描いています。 時には身近な家族を描き、時には英雄が描...
【出張買取:絵画買取】藤井勉 油彩
静かで透明感があり、詩的でもある画風。 一見、写真かのように見えてしまう少女の姿。 今回は、その目で一目見たら二度と忘れられない細密人物画が特徴の現代日本洋画家 「藤井勉」 についてご紹介させていただきます。藤井勉が描く作品は、写実画にあたります。 写実とは「現実的な主題をありのままに描くこと。あるいは対象を細部まで正確に描く手法」です。 写実画...
2020年05月29日
【大阪本店:掛軸買取】山口蓬春 掛軸
皆様、NHK連続テレビ小説「なつぞら」はご覧になられていましたか? ドラマでは主人公が成長をしていく舞台として北海道の広大な原野が描かれていましたね。 今回のブログでは、北海道出身であり、独自の感性や飽くなき探究心を持った日本画家「山口 蓬春」をご紹介します。山口蓬春(やまぐち ほうしゅん)は、大正4年に東京美術学校(現・東京藝術大学)へ入学し、当初は西...
2020年05月22日
【京都店:絵画買取】中路融人 彩色
ふるさとの風景といえばどんな景色を思い浮かべますか。 山々や広がる田畑、どこまでも澄んだ空などといった風景を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。 時代とともに自然豊かな風景が消えつつある昨今ですが、そんな中60年にわたり、滋賀の自然の中にある美しさやその輝きを描き続けた日本画家 中路融人についてお話したいと思います。中路融人(なかじ ゆうじん)は、...
2020年05月08日
【大阪本店:絵画買取】大山忠作 彩色
重厚な「静」の空間。 大山忠作の作品を見たことがある人は、恐らくこの言葉の意味が分かると思います。 私が彼の作品を始めて見た時、このような印象を抱きました。 風景画、人物画、静物画など、生涯にわたり数多の作品を作成してきた画家・大山忠作について、今回は触れたいと思います。日本画家であり、日展の会長まで務めた大山忠作は、1922年、福島県二本松市に生まれ...
2020年04月10日
【銀座本店:絵画買取】須田剋太 抽象画
今回は力強いタッチの作風で風景や静物画を描いたことで知られる 洋画家・須田剋太 についてお話します。須田剋太は、1906年に埼玉県北足立郡吹上町(現:埼玉県鴻巣市)で生まれました。 ゴッホや写楽の影響で画家になることを志しましたが、東京美術学校(現:東京芸大)を4回受験するもすべて失敗。独学で絵を学ぶこととなります。 そんな中、画家・寺内萬治郎がその...
2020年03月27日