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奇想の画家・伊藤若冲。「動植綵絵」など唯一無二の作風が評価される
江戸時代中期に活躍した画家・伊藤若冲。全30幅にも及ぶ「動植綵絵(どうしょくさいえ)」やモザイク画のような「鳥獣花木図屏風」などが有名で、身の回りの動植物を緻密に、そして生き生きと描いた大作を多数残しています。その写実的な作品は、日本のみならず海外でも高く評価されています。 85歳で亡くなるまで多くの作品を精力的に描き続けた伊藤若冲。「奇想の画家」「奇...
2021年02月24日
ヨーロッパ初の硬質磁器ブランド・マイセン。その歴史と特徴・評価
約300年の歴史を持つマイセンは、ヨーロッパで初めて硬質磁器を生み出したブランドです。窯印である「青い双剣」と繊細なデザインは、唯一無二。食器ブランドに明るくない方でも、その名前は知っているという方が多いのではないでしょうか。今回は、そんなマイセンの歴史や成り立ち・特徴・評価などをご紹介します。 ヨーロッパ初の硬質磁器を産み出したマイセン。その歴史と成り立...
2021年02月24日
新版画の旗手・川瀬巴水の作品は、北斎・広重と並び海外で大人気
川瀬巴水(かわせはすい)は、新版画の代表作家のひとりです。40年にわたり日本全国を旅し、木版画の風景画を600点以上制作しました。日本の原風景を叙情豊かに、木版画とは思えないほどリアルで色鮮やかに表現し、「旅情詩人」「旅の版画家」「昭和の広重」などと称されています。 アメリカの鑑定家ロバート・ミューラーの紹介により欧米でも大変人気が高く、葛飾北斎・歌川広重...
2021年02月24日
美人画の名手・鏑木清方。名画築地明石町含む三部作は5億4000万円の評価に
鏑木清方は、明治から昭和にかけて活躍した日本画家であり、1972年に93歳で亡くなるまで80年もの間描き続けた美人画の名手です。上村松園と並び称される美人画の大家で「最後の浮世絵師」とも呼ばれています。 風俗画も多く発表し、市井の人々の共感を得るようなどこか懐かしい作品を手掛けました。また挿絵画家として画業をスタートしたこともあり、泉鏡花や尾崎紅葉など...
2021年02月24日
絵画も残した文豪・武者小路実篤。作品は小説同様、人間讃歌に溢れる
文豪・武者小路実篤(むしゃのこうじさねあつ)。「白樺派」の小説家として、あるいは理想郷の実現を目指した「新しい村」の建設として有名ですが、美術にも強い関心を持っていました。ロダン、ルノワール、ゴッホ、セザンヌなど、当時の西洋美術を日本に紹介し、美術に関する著作も多数あります。 さらに40歳を超えて実篤は自ら絵筆を取り、数々の絵画を発表していきます。画家...
2021年02月24日
芸術的な磁器人形で知られる「リヤドロ」。その歴史と作品の価値とは
リヤドロは、スペインの東部バレンシア州アルマセラ発祥の磁器メーカー。ポーセリンアートと呼ばれる精巧なつくりの美しい磁器人形(フィギュリン、フィギュア)で知られており、現在でも世界中で愛されています。 この記事では、そんなリヤドロの歴史や作品の特長・評価などについてご紹介します。 リヤドロの歴史と生い立ち ▲リヤドロの発祥の地、スペイン・バレンシアの街並...
2021年02月24日
ポップで明るい抽象的絵画だけじゃない、知られざる熊谷守一の世界
日本の抽象的絵画の巨匠ともいわれる熊谷守一。その明るい色調と単純化されたモチーフは、非常にポップで親しみやすい印象を与えます。 しかし、こういった作風は、彼の長い作家人生の中でも70代になってから確立されたもの。熊谷守一の絵画の世界は非常に奥深く、その人生の山谷に沿ってさまざまな表情を見せます。この記事では、そんな熊谷守一の生い立ちをはじめ、作品の特徴...