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博多店

唐津焼きの陶工 中里太郎衛門

今回は、八光堂の博多本店で買取をさせていただきました 「中里太郎衛門」 をご紹介いたします。寒気がいよいよ厳しくなってまいりましたが、皆さまお変わりなくお過ごしでしょうか。 博多の駅前も冬の装いになり、年の暮れを感じるようになりました。 年末はなにかと忙しない時期ではありますが、博多本店のある博多駅筑紫口では老舗ホテルの立替工事も着々と進んでおり、完成時には...

兜の移り変わり~兜はちゃんとかぶっといてね!~

今回は、八光堂の博多本店で買取をさせていただきました 「兜」 をご紹介いたします。 兜の歴史はとても長く、およそ古墳時代には既に着用されていました。そこから江戸時代にかけて、形やつくりが少しずつ変化していきます。兜と言えばやはり前立てだと思いますが、実は頭を保護する部分(鉢といいます)もさまざまな形があったのです。 今回は鉢にスポットをあてていきたいと思いま...

林喜市郎と民家

今回は、八光堂の博多本店で買取をさせていただきました 「林喜市郎」 をご紹介いたします。 皆さん民家を描く画家と言われれば、向井潤吉を思い描くかもしれません。私もそうでした。 今回お話したいのは彼ではなく向井潤吉同様全国を行脚し、民家を描き続けた画家・林喜市郎についてお話したいと思います。 1919年に千葉県野田市に生まれた林喜市郎は、20代の頃戦争へ...

織田廣喜の絵画を買取いたしました

今回は、八光堂の博多本店で買取をさせていただきました 「織田広喜」 をご紹介いたします。若かりし頃、様々な職に就きながら、苦学の末、画家となった織田廣喜について今回はお話いたします。 織田廣喜が生涯描き続けたモチーフ「少女」。私が始めて目にした作品も少女でした。 滲んだ色彩のタッチと背景、はっとさせられる美しい赤色の帽子、その深いつばの奥には、輪郭の不確か...

高取焼きの陶工 亀井味楽

今回は、八光堂の博多本店で買取をさせていただきました… 「亀井味楽」 …をご紹介いたします。 9月も終わりに差し掛かり涼しさも感じられてきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。 九州では今年、有田焼創業400年を迎え陶磁器関連のイベントが熱を帯びています。 九州地方には素晴らしい窯元と名工が数多いますが、今回は高取焼きの亀井味楽に関して...

王室をも虜にした陶磁器 ロイヤル・ウースター

今回は、八光堂の博多本店で買取をさせていただきました 「ロイヤル・ウースター」 をご紹介いたします。 ロイヤル・ウースターとは、イギリスの陶磁器メーカーのひとつで、イギリス国内で現存する最古の老舗メーカーです。1788年には、陶磁器業界では初となる王室御用達の称号を授与され、今なお称号が途切れることなく人々に愛され続けています。この称号とは、王室から高...

井上萬二の白磁花瓶を買取しました!

今回は、八光堂の博多本店で買取をさせていただきました 「井上萬二」 をご紹介いたします。 暑さもおさまってきた今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。といっても暑い日もあったりで、博多駅周辺にも冷却用ミストがところどころありますが、それを見つけると立ち寄らずにはいられません。暑いと食欲も落ちますよね。私も夏になると大好物の回転寿司が15皿しか喉を通りませ...

孤独の画家ベルナール・ビュッフェ

今回は、八光堂の 博多本店 で買取をさせていただきました 「ベルナール・ビュッフェ」 をご紹介いたします。 皆様芸術はお好きでしょうか、今回はベルナール・ビュッフェという画家についてお話したいと思います。ビュッフェの作品は黒く鋭い線で描かれ、退廃的で暗い色が特徴的な作品で、どこか荒廃や不安を感じさせる作品を多く残しております。私個人といたしましても、とて...

竹工芸・花籠と田邊竹雲斎

今回は、八光堂の博多本店で買取をさせていただきました 「竹雲斎」 をご紹介いたします。 日本の美といえる、さらりと軽く、繊細且つしなやかな線―。古くから日本の様々な生活の場に欠かせない、馴染み深い味わいの竹工芸(ちくこうげい)は、今、世界からの熱い注目を浴びています。今回は、そんな竹工芸の世界と、現在まで120年にわたり代々伝統と革新的な技で活躍されてきた...

美しい曲線と層から作り出される工芸品―堆朱―

今回は、八光堂の博多本店で買取をさせていただきました 「堆朱」 をご紹介いたします。 掛け軸の軸や、香合など細かい文様と美しい層で見るものを楽しませる堆朱。もともとは中国から伝わったものであるということをご存知でしょうか。本来、漆とは腐敗や湿気から物を守るものとして利用されていました。その漆を漆器として工芸品にまで高められたその謎に少し触れてみようと思いま...